【Splatoon3】DLC「サイド・オーダー」の全要素コンプリート!ネタバレ含む感想
ちょうど1ヶ月前のことだが、2024年2月22日にSplatoon3のDLCであるサイド・オーダーが配信された。
すべての要素(全ブキクリア・オキモノやギアなどの報酬・カラーチップ報酬)をコンプリートしたことや、ちょうど発売から1ヶ月が経っておりネタバレを含む内容を書いても問題ない頃合いだと思っているので雑ながら語っていきたい。ハッキングの完全縛りはしていないのであしからず。
記事タイトルはAIに考えてもらったものをちょっと弄ってみた。最近のブログみたい。
初クリアまで
いずれかのブキを利用してクリアするまでにはだいたい7回、時間にして3時間程度かかった。塔が30Fになってから最初の1回目は、わずか2Fでノックバックで落下死という配信であればなかなか映えるものだった。これは流石に大声が出た。
失敗のパターンとしては敵の大群を倒しきれず圧殺されてしまうパターンが多かったように思う。
初クリア時に使っていたブキはストリンガー(フウカのパレット)だった。
ストリンガーはサブがポイズンミストで、スペシャルはメガホンレーザー5.1chであるが、特にサブスペは変更しなかった。
主なハッキング内容としてはクリア失敗を回避するためのもの(最大ライフ2段階強化、最大追加アーマー数1段階強化、コンティニュー1段階強化など)、ドローンの強化(行動スロット2段階強化、ドローントルネードなど)といったものが多かった。
(結局コンティニューはクリア時にはしなかったが)
ボスは10Fでゴロゴロマルチャーレ、20Fでカイセンロンドだった。
ストリンガーは射程が長くスペシャルがメガホンレーザー5.1chであることから、どちらのボスもかなり容易にクリアできた。特にカイセンロンドはストリンガーが一番適正度が高いのではないだろうか?
ちなみに強化内容のうち強化段階が大きかったものは、
同率1位(4段階)…移動スペシャル
同率1位(4段階)…音波ダメージ
同率3位(3段階)…メインショットダメージ(近)
同率3位(3段階)…チャージ時間
同率3位(3段階)…ドローンメガホンレーザー
といった感じ。
長射程ブキの扱いに慣れていることもありメイン・サブ・スペシャルそれぞれをうまく駆使できたが、
①メインはチャージが必要で癖がある
②サブはポイズンミストでありボムのように敵を直接倒して状況を打開することは難しい
③スペシャルは意図したターゲットに当てるのが難しい場合がある
といった3点の要素からあまりオススメしやすいブキではないかもしれない。
全ブキクリアまで
一度クリアしてしまうとクリアに必要なコツといったものが分かるもので、その後はローラーとチャージャー、そしてマニューバーを除いて1回でクリアすることが出来た。これはゲームが進行するにつれてハッキングがだんだん強化されていることも大きな理由ではあるが。
失敗した3回の内容は、
①無限に 絶え間なく 飛来する 通したくないフロア
(エリア維持/チャージャー・カーリングボム・メガホンレーザー5.1ch)
②ひたすらに 永遠に せまりくる 右と左のフロア
(エリア維持/ローラー・クイックボム・メガホンレーザー5.1ch/ドローンなし)
③反射しても 飛来しても 守り抜く 二本橋のフロア
(エリア維持/マニューバー・カーリングボム・メガホンレーザー5.1ch/スペシャルウェポンを使わない)
といったものだった。
全てエリア維持であるが、これはだいたい敵インクを撒き散らす「撒き散らすカプリチョーソ」が原因である。「塗り」と「敵を倒す」という2つの作業が追いつかず失敗してしまうというのが失敗理由の全てであった。カプリチョーソをうっかりエリアまで通してしまうと、エリアを体感で8割以上は塗り返さないと再確保出来ないが、敵はずっと湧いてくるためジリ貧となって失敗という流れである。
カプリチョーソのエリア確保力はXP2800くらいありそう
①はヘビブロックを起動させて飛来するアルペジオを防ぎつつ、真ん中の隙間から襲ってくる敵を倒さなければならないステージである。
チャージャーであれば、ヘビブロックの上に立ってアルペジオを産み出している「産み出すアッコルド」を倒せば良いのだが、プレイ中はヘビブロックが壁登り出来て上に立つことができるということをすっかり忘れており、エリア内でずっと戦っていた。そのため敵を捌ききれず失敗してしまった。
ヘビブロックの上に立てばアッコルドを倒してアルペジオの湧きを防いだり早期の処理が可能であることはもちろん、アルペジオが湧かないことから余裕を持ってカプリチョーソを処理することも出来るため、ヘビブロックの上に立つのが攻略のカギとなるだろう。
②は2つのエリアを維持するステージである。
各エリアが高所に存在し、エリア間は低所になっており床と壁が塗れず移動に苦労するステージだ。
このステージは短射程ブキの場合、逆サイドに湧いたカプリチョーソを処理するのが不可能なステージであり、サブやスペシャルを利用せざるを得ないステージである。
ゲーム内表記では難易度が「むずかしい」になっているが実際は「ゲキムズ」の中でも1,2を争うほど難しいステージと感じた。
ただでさえ難しいステージなのに、
・短射程ブキのローラー
・サブは逆サイドに投擲できないカーリングボム
・スペシャルは雑魚敵を狙いづらいメガホンレーザー5.1ch
と、すこぶる相性が悪かった。
極めつけに頼りにしていたドローンが禁止となってしまい、エリアを確保し続けることが出来ずジリ貧となって失敗してしまった。
出現する敵もかなり強敵で、制圧するグラーヴェ(塗り能力は持たないが高耐久)に伸縮するスピッカート(スーパーチャクチのような攻撃をしてくる敵)、もしくはカプリチョーソがセットで登場することもあり相当苦労する。よほど魅力的な報酬がない限りは選ばないほうが良いだろう。
もし選ぶのであれば、相性のいいブキセットにしておくか、超強化したドローンを連れて行く等の対策を取ったほうがよいだろう。トラブルが発生する場合はドローンが使えなくなる可能性があるので本当に選ばない方が良い。
③は高低差があるステージで高所に架けられている2つの橋から低所のエリアを管理するステージである。
このステージは基本的に高所を取り続けなければならないが、基本的にこの原則を守っていればそんなに苦労することはないだろう。
正直に言えばなんでこれで失敗したのかはよく覚えていないためあまり書けることがない。
おそらくカプリチョーソを見逃してしまいエリアを塗り直すために低所に降りざるを得ず、そこで事故を起こして失敗したのだと思う。
そんなときのためのコンティニューなのだが、自販機で買い込んだこともあってネリコインが足りずコンティニューが出来なかったというところだろう。私はここで後先考えず自販機で大量消費するのはやめたほうが良いことを学んだ。
全ブキクリアにあたって、特にチャージャーとブラスターは爽快感が抜群だったのでおすすめ。
チャージャーはチャージ時間を最大まで強化してプレイした。
最大まで強化するとチャージ時間が5%になり、ほとんどクマサン印のチャージャーになる。さらにインク回復系の強化や燃費の強化を行えば撃ち続けられる時間も伸びてかなり無双できる。
ブラスターはメイン連射速度を最大まで強化してプレイした。
最大まで強化するとなんと連射速度が1000%(!?)になり、クマサン印のブラスターなんて比較にならないほど連射力で、その様は初代スプラトゥーンでしばしば見かけたチーターのブラスターである。というか、おそらくチーターからインスピレーションを受けているのではないかと考えている。
気分は完全になろう系主人公である(なろう系はほとんど観たことも読んだこともないけど)。
この2つは変な笑いが出るほどぶっ飛んだ強さになるので、ぜひ一度試してほしい。
オクタシューター(ハッキング縛りプレイ)でのクリアまで
全ブキでクリアするとオクタシューター(ハチのパレット)が解禁される。
オクタシューターは特別仕様となっており、ハッキング1つにつきパレットが6つ利用できなくなる。ただし、最低でもパレットは6つ利用できる(ハッキングを5つ以上有効化するなら全部したほうが良い)。
もっとも、わずか6つのパレットで登頂するよりかは、ハッキング数を削ったほうが難易度は低いと思うが…。
これまで、ハッキングを強化しまくってイージーゲームに仕立て上げていた私にとっては度肝を抜くようなものだったが、結果としては最大ライフを1段階強化、コンティニューを1段階強化のハッキング2つでクリアした。
何度も登頂していると、だんだん上手くなってきて「ハッキングに甘えていても意外とあっさりクリアできるんだな」と感じた。おそらくハッキングなしでもクリアできるのではないか。
オクタシューターは、難しそうなステージを回避さえしていればこれまでの経験値でどうにかなるだろう。
どうにかならない場合は、リスクを可能な限り回避する立ち回りを心がけると良い(適切な距離を取って戦う、こまめなインク回復でインク切れを回避する、遠距離から攻撃できるスペシャルを使う等)。
また、トラブルが発生したときは難易度の低いステージで早めにトラブルを処理してしまったほうが良いだろう。
なお、ハッキング4つ以下のオクタシューターでクリアすると特別なバッジがもらえる。逆にハッキング5つ以上でクリアするほうが難しくないか?
カラーチップコンプまで
隠し含む全ブキをクリアした後に、カラーチップ報酬のコンプを目指した。
カラーチップは大カテゴリとして色で分けられており、さらにその中で小カテゴリとしてグループごとに分けられている。そして各小カテゴリのカラーチップを5枚ずつ(1枚だけでよいものもある)集めるとバッジがもらえる。これを全て集めると計18枚のバッジが手に入る。
各ブキには出やすいカラーチップが設定されているため、だいたいのカラーチップは集めやすい。しかしたまに特定のブキでしか出ないカラーチップがあり、そのカラーチップとブキの出やすい色が一致しておらず集めるのに苦労し得るものがある。
限定カラーチップの色とブキの出やすい色が一致していないのは、
連続ヨコ斬り速度(ワイパー)
スピナー弾数(スピナー)
パージロック(シェルター)
カサ復活時間(シェルター)
メイントツゲキ塗り(シェルター/ローラー/フデ)
スライド回数(マニューバー)
ふみこみアタック(ワイパー)
以上の7種類。
そのうちパージロックとふみこみアタックについては1枚取れば良いのでそこまで苦労はしないだろう。
これらはカラーチップかたよりをオフにして、自販機確定をオフにすると集めやすいかもしれないので集めるのに苦労している方はぜひ試してほしい。
ちなみにドローン系統のチップはハッキングでドローンの機能をそれぞれオンにしないとチップが一切出現しないので要注意。また、カラーチップを集めた後にリタイアしてもちゃんと記録してくれるので、とにかく集めたい場合はクリアせず必要なものを集めた段階でリタイアしてしまっても構わないだろう。
私は、スライド回数とカサ復活時間がかなり集めるのに時間がかかってしまった。
限定カラーチップの色と出やすい色の不一致は結構なストレスになったので次回はこういったところにも気を配ってくれると嬉しいところである。ちなみにハッキングコンプはこの段階で完了した。
交換報酬コンプまで
完全クリアを目指すにあたって最後に残ったのは交換報酬だった。
もともとオキモノやステッカーに興味があまりないので当然といえば当然である。
交換報酬を手に入れるにはシンジュを集める必要がある。
シンジュを効率よく集めるためには塔のクリアスコアが重要になる。
スコアの計算には、
①クリア時のネリコインの量
②クリア時のライフ量
③クリア時のカラーチップ枚数
④同色カラーチップボーナス
という3つが関わってくるが、この中で特に重要なのが③と④、特に④である。
③についてはダブルチップ出現率アップや自販機を駆使すれば36枚確保することは可能であろう。
④は同じ色を取り続けると1枚につき+100ptもらえ、続けば続くほどボーナスが貰える(2枚連続同色で100pt,3枚連続同色で200pt,...,36枚連続同色で3500pt)。
このボーナスは違う色が挟まるとリセットされてしまうので可能な限り同色を取り続けていきたいところである。
私はシンジュのための周回ではフデを使った。理由としては、
・もともとついているスペシャルのウルトラハンコが最強クラス
・出やすいカラーチップ(青色)でハンコを強化できる
・出やすいカラーチップでハンコの回転率を上げることもできる
からである。
移動スペシャルと移動インク回復、トツゲキダメージを強化していけばかなり快適に周回することが可能になる。
ステージの選び方次第ではあるが、ゲーム内クリア時間は20分~23分程度での周回が可能だ。ぜひおすすめしたい。
次点のおすすめはドローンに任せっきりに出来るスピナーやシェルター、もしくはメインを超強化できるブラスターだろうか。
なお、どのブキを使うにしても自販機で買い物をする際は500コインほど残して次のフロアに行くことを強くおすすめしたい。
これは、自販機で有り金を使い切ってしまうと次のフロアで狙った色がなかったときにリセットできなくなるからである(2敗)。
ちなみに交換報酬をコンプリートするのに必要なシンジュの数は4042個である。
パレットを全て同色で埋めた場合は87000pt程度で950個ほどのシンジュが獲得できる(ハイリスク・ハイリターンの*1.1を含む)ので参考にしてほしい。
28枚獲得し全て同色の場合は57000pt程度でシンジュの数は630個程度だった(ハイリスク・ハイリターン含む)。
交換報酬をコンプリートした後はヒーローモードのドローンのようにシンジュを100消費して何かしらのアイテムを翌日獲得することが出来るようになる。
おわりに
以上、サイドオーダーの感想やクリアまでの流れをまとめてみた。かなり長い文章となってしまった。
この手のローグライクというジャンルのゲームは初めてプレイしたのだが、だんだん無双できるようになっていくのは爽快感があるし、プレイを重ねれば重ねるほど上達が感じられるのも非常に気分が良く、素晴らしいゲーム体験だった。完全クリア後もふとした時にプレイしたくなる中毒性もある。
また、強化項目をあえて適用せず厳しい状態でプレイするといったことも可能で、様々な遊び方が出来るのも良い点だろう。
個人的には、オクト・エキスパンションよりも満足度が高い最高のDLCだった。
一方、ストーリー面ではかなりあっさりとしており、そういったものを求める層にはちょっとボリューム不足かもしれないとは思った。難易度査定にも疑問が残るところがあり、今後の作品に活かしていただけたらという次第である。
今度は他のローグライクゲームも試してみようかな。